最低限心掛けるべき文章の基礎

基礎を修めれば個性へ飛べる

ここでは文章の書き方について、私なりの考えを書こうと思います。

アフィリエイトという商売は、この”文章” でどれだけ人を引き付けるかで収入が大きく変わります。
アプローチの仕方はまさに十人十色であり、その色が濃い人ほど検索上位にいることが多いと私は感じています。
つまり、”自分色” を出さないと他のライバルに埋もれ、”その他大勢”になっていまうのです。

では個性に特化したサイトを作れば良いのか。
と言われれば確かにそうなのですが、だからと言ってぶっ飛び過ぎたサイトはただの変なサイトになってしまいます。
そこで重要なのは”基礎力” です。

基礎力は重要です。
これを身に付けることによって、科学的思考 で文章を書くことができます。
科学的思考というのは「何かが起こるのは、必ず要因がある」という考え方のことです。
例えば個性的な文章を書いたとき、「文法的には●●●から書くのが正しいけど、あえて×××から書くことで視聴者を引き付けよう」 という考え方ができます。こうして説明ができる文法を書けるようになると、自ずと見やすく、視聴者を引き付ける文章 が書けるようになると思います。

以下の解説では日ごろ私が意識していることを文字に起こしたものです。
決して無駄にはならないと思いますので、少しでも記事の参考にしていただければと思います。

最低限心掛けるべき文章の基礎 ~ メニュー ~

記事を書くときの心構え

□ 自分がどんな人であるのか決める

□ 起承転結を”頭の片隅”に置く

まとめ

記事を書くときの心構え

まず、文章を書くには”前提条件”と”ルール”を決めなければなりません。
といっても、文面のように堅苦しいものではありません。実は文章を書くとき、”自動的”に脳がやってくれていることです。
これを意識的行うことにより、その文章が面白いかどうかはともかく”見やすく”、”わかりやすい”ものに近づきます。
前提条件もルールも細分化するとキリがありませんので、主だったものを三つほど、一つ一つ確認していきましょう。

□ 自分がどんな人であるのか決める

これは”前提条件”に当たります。
わかりやすく、キャラ付けするとでもいいましょうか。
読者の方々に自分がどのように映って欲しいかを想像し、しっかりとした自分像を以って文章を書いていきましょう。

重要なのは”無理のない自分を作る” こと。

あまりに自分とかけ離れたキャラ付けをすると、必ずどこかでボロがでます。そのボロは、即座にうさん臭さにジョブチェンジしますので、あくまで自分像を作る気持ちでキャラ付けに取り組みましょう。

少なくとも決めたいのは「性格」と「言葉遣い」と「立場」です。
性格 は感情的なのか機械的なのか、語尾 はです・ます調なのか だ・である調なのか。はたまた立場 的には視聴者目線なのか、それとも経験者目線なのか。
これらは最初にきっちり決めいていないと、読者は困惑してしまいます。
いきなり敬語からタメ口になったり、知ったげに解説していたのに何も知らなかったり、そんな人物が紹介する商品って、うさん臭いですよね。読者も等しくそう思うことでしょう。

また、単語や装飾などは統一感を持つことが大事 です。
例えばこのブログにおいて「読者」という単語は、「視聴者」という単語に置き換えても意味合いは大きく変わりません。これをあるところでは「読者」、3行先では「視聴者」と書いていると、対象が徐々にぼやけていってしまいます。一か所ではそれほど影響なくとも、積み重なると読みづらさに繋がっていきます

これは私の書く文章の一例ですが、数字は全角、スペースは半角。強調したいところでポジティブな内容なら黄色の太字 、ネガティブなら青の太字・・・という風に決めています。
こうして定めておくことで、視覚的に統一感が出て見やすくなる、という狙い があります。
逆にたくさん装飾をしてしまうと一見カラフルで良さげな記事になりますが、いったい何が大事なのか文脈から予想が付きにくくなるおそれがあります。

今一度自分を見つめなおし、それから自分がアフィリエイトする商品を見て、どんな調子で紹介するかを予め考えていくことが大切です。

□ 起承転結を”頭の片隅”に置く

起承転結は文章の基本ですね。
こうしてコラムにしていますが、なにも必ず起承転結を心掛けなさい、というものではありません。
大事なことは”冗長な文章にならないこと” であり、起承転結やその他の基本は、それを意識するための方便だと私は考えています。
あくまでも文法に波があった方が面白い文面になりますよ、という先人の教えというわけです。

とはいえ基本は基本ですので、おおざっぱに理解してもらえればと思います。

私が大学時代の教授がおっしゃっていた言葉で、とてもわかりやすい起承転結の例文があります。
曰く、

起: 大阪本町 糸屋の娘
承: 姉は十六 妹が十四
転: 諸国大名は 弓矢で殺す
結: 糸屋の娘は 目で殺す

調べたら頼山陽という方が弟子に起承転結を教えるために読んだ詩のようですね。
訳すと「大阪本町の糸屋に、ある姉妹がおりました。年の頃、姉は16歳、妹は14歳でした。ところで大名たちは人を弓矢で殺します。かの糸屋の姉妹は、一目で男の心を奪ってしまうといいます」といった感じでしょうか。
これを初めて聞いたとき、「なんて美しい文章なんだ」 と感心したものです。

起承転結の意味などは辞書を調べればいくらでも出てきますが、これほどわかりやすい例えもないと私は思いますので、こちらを引用させていただきました。

ここで一つ、あなたが書いた過去の文章を見返してみてください
書き方が違うだけで同じ意味のコラムが点在していないか、一言で済むところを何行にも渡って書き連ねていないか。
技術というものは日々上達するものですので、昔作ったサイトは見返すとかなり修正すべき箇所が見つかります。
私は今持てる技術を以ってこの文章を書いていますが、おそらく時を置いて見直したときには「へたくそな文章だな」と苦笑いすることでしょう。

そうして研鑽することにより、報酬0だったペラサイトも突然化けたりする こともあります。
ただひたすらに作り続けるだけでなく、少しずつでも更新し続けることが成功の秘訣の一つといえます。

まとめ

文章を書く、ということは奥が深く、答えのない分野です。
そのなかで自分流の個性を出すのは難しいとは思いますが、そもそも個性とは凡庸さから滲み出た何か だと私は思っています。
ここで解説した基礎をもとに、練習し、自分なりの答えに近づけていけたらと思います。

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