【本の虫】「Missing」

こんにちは。
神野明良です。

注意:

ここではビジネスとまったく関係ない
私の好きな本について書いています。
本当にビジネスと関係ないので、お手数ですが
興味のないかたはブラウザバックをおすすめします。

Missing【甲田学人】

これ ホラー小説です。

私はライトノベルが好きなんですが、
「中身が本格的なライトノベル」がさらに好きです。

なんというか、漫画みたいな小説は
ちょっと苦手なんですよね。
読みづらくて。

その点、この「Missing」は違います。

マジで怖いです。

まさに現代ホラー。

この小説の根底にあるのは”ものがたり”そもの。

怪談とか伝説とか、普通に語られているものもあるけれど、
その中には”本物”があり、
それを”知ってしまう”と、その”怪異”が現実に紛れ込む・・・。

舞台は普通の高校。

主人公は5人の文化部の面々で、
個性は強いものの普通の少年少女たちです。

ただ主人公は過去に”神隠し”に会ったことがあり、
感情が希薄で、さらにオカルト知識の鬼という設定。

作者もどこでそんな知識集めたんだ ってくらいの

「実在の精神実験」
「儀式」
「おまじない」
「むしばなし」

のオンパレード。

しかも怪異の媒体となるのは

「FAX(呪いの手紙系)」
「携帯メール(同上)」
「”自称見える生徒”の遺品」
「学校の七不思議」

など、私たちの身近にある現代のもの。

身近過ぎて、それ故の生ぬるいリアリティ。

私自身、神社巡りが好きですし、
各国の神話もいくつか読破ていますので
とても楽しめる作品でした。

熱中して読んでいる時に携帯がなると、

リアルに

「……っ!!!」

という気分になれるホラーです。

Amazonで中古1円です。
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